Flower of Life

詩と
自分と
ポジティブに向き合う。

金色の街に

金色のちひさき鳥のかたちして
銀杏散るなり夕日の丘に


与謝野晶子は夕暮れの光を浴びて
舞い散る銀杏を
金色の鳥が舞うようだと
歌にしたためた。


金色の木立を見上げるたび
この歌を思い出す。


この秋の景色は
今も昔も変わらなかったのだろう。


街路樹に沿って歩きながら
銀杏の葉をひとつ拾ってポケットにしまう。


夕間暮れ
ひかりの筋がさらさらと
銀杏散りゆく金色の街に