Flower of Life

詩と
自分と
ポジティブに向き合う。

身近な人には

私には私がない。


いまこの目の前の人に


ただ好かれようとする所がある


それだから話しの整合性を


必死で頭に巡らせて話し続ける


ほんとはトマト嫌いなのに


あの人の前では好きと言う


それをきちんと覚えておき


次に会ったときの話題で


矛盾がないように、


目の前の人の主張に背かぬようにと


それだけのために頭は常に回る。


それがなんと虚しいことか。




病気したと言った途端に


親友だと思っていた友はざまあないと笑い


大切にしていた身内は連絡さえ寄越さなかった



あぁ。どれだけ嘘つきだったんだろう。


どれだけ本性を見抜けない間抜けなんだ


自分の薄っぺらい本性を


みんな見抜いていたんだと


恥じ入るほどに理解した




未だに私は八方美人に気づいては


情け無い自分に途方に暮れる



ただ少しだけ、


気づけたことが進歩かもしれない。


そう思って自らをなぐさめる。