Flower of Life

詩と
自分と
ポジティブに向き合う。

生きる。

私は34で乳がんと診断されました。
告知のとき、すべての景色がぐらりと揺れました。
深刻度はかなりで、
5年生存率なんか考えたら、
途方もなく気が遠くなり、
すっと目の前が暗くなって、
描いていた未来ががたがたと
音を立てて崩れていくのがわかりました。


その後の治療についてはおいおい。


現在は手術、抗がん剤を経ています。


2年が経って、


世界が変わりました。


今でも、体力りぎりまで投与された
抗がん剤の影響からか、
思うように外出ができませんし、
3歳になる息子の世話も、
毎日のご飯も、主人に任せっきりです。


髪の毛もなくなり
がりがりに痩せて、
ベッドから起き上がれない日々
スーパーにすら歩いていくこともできない
抗がん剤の副作用。


普通のお母さんになりたい


泣いた日もあります。


失ったものもあります。


けど、


得たものは大きいです。


もし、
何かがあって
もうだめだと思っている方、
つらい思いをして、
もうこんな人生いやだと思っている方に。



生きましょう。


生きている。


どんなかたちでも
どんなに不器用でも
どんなに恥ずかしく情けなくても


生きましょう。


あなたがただそこにある、
あなたがただそこにいる


それはきっと、
世界が起こした奇跡なのだと思います。


少なくとも
この手で文章を打てる
知らない誰かに呼び掛けられる。


それは
私にとって
ほんものの奇跡です。